
「プチ・ヴァンピール(ちっちゃな吸血鬼)」シリーズ第7巻は、東京が舞台。
「プチ・ヴァンピール」シリーズが好きということもあり、東京が舞台ということもあるけれど、DVDでアニメが1話分ついていたことも購入動機のひとつだったりする。(←おまけにめっぽう弱い)
夢の中で(JALに乗って)東京に行く吸血鬼君。
東京に着くなり、「なんで皆がフランス語で『alligator(アリガトール:アリゲーターの意味です)』と言ってるの?」と素朴な疑問。
ノヴァうさぎに酷似した日本人の友達が「それは、『メルシー』の意味だよ」と教えてくれます。
この辺の、ノヴァうさぎとプチ・ヴァンピールの会話が楽しい。

←いわずと知れたノヴァうさぎ

「メルシー」「メルシー」
「アリガトール」「アリガトール」
その後二人は、かわいい広告キャラクターとしてスカウトされるための訓練をする学校へと行きます。そして吸血鬼君は「死は悪い知らせではありません」という名前をもらって、棺おけ屋さんで働くことになります。友達のノヴァうさぎ君は「安いえび天ぷら」という名前をもらって就職することになります。
かわいい広告キャラクターのことについては「Le Japon vu par 17 auteurs」でも、ニコラ・ド・クレシーが触れていました。
確かにフランス人にしてみると、日本の広告にあふれているかわいいキャラクターにはビックリするのかも・・・。
さて、就職したものの、棺おけ屋さんの仕事が楽しくない吸血鬼君。
朝1時間まで働き、早朝5時に「人生は仕事だけじゃなくて趣味もしなくちゃね」とカスタネット・クラブ(←なぜカスタネット?)に行くノヴァうさぎ君ともすれ違い始め、プチ・ヴァンピールは一人で東京をさまよい歩きます。
その後は、カラスの浮浪者や、妊娠してかわいくなくなった猫をゴミ箱に捨ててしまう女の子を通し、流行を追いかける日本の消費社会を風刺しつつ、子猫におっぱいをあげるあたたかい母親の絵で終わります。
「Le Japon vu par 17 auteurs」でもそうでしたが、スファールの日本に対する風刺的な視点は、日本人として痛くもあり、フームと納得してしまう部分もあります。(「まあ、一概にそうとも言えないけど」という部分も、もちろんありますが)
おまけのDVDは(も?)、ワニのお話でした。

