
ベネット・ミラー監督の作品で、オスカー最優秀男優賞のフィリップ・シーモア・ホフマンがカポーティを演じています。
私は、本物のカポーティがしゃべるところを見たことはありませんが、
かなりそっくりに演じられているのだとか。
独特の声で、独特のしゃべり方です。
確か「冷血」を読んだのは7年ぐらい前。
熱が出てて、一日中ベッドでおとなしくしてなくてはならない時でした。寝るのにうんざりしていた私は「冷血」を手に取り、読み始めたがさいご、もう自分の熱なんてすっかりすっかり忘れて終わりまで読みふけってしまいました。
読み終わった後、何かが心にガーンとぶつかって音をたてて、
それがずっと長く鳴り響いているような感じがありましたが、
この映画を観た時も、それと同じような感覚がありました。
「ペリーと僕は同じ家で育ったようなものなんだ。でもある日、彼は立ち上がって裏玄関から出てゆき、僕は表玄関から出ていった。」
というカポーティのセリフが忘れられません。

