
ベネット・ミラー監督の作品で、オスカー最優秀男優賞のフィリップ・シーモア・ホフマンがカポーティを演じています。
私は、本物のカポーティがしゃべるところを見たことはありませんが、
かなりそっくりに演じられているのだとか。
独特の声で、独特のしゃべり方です。
確か「冷血」を読んだのは7年ぐらい前。
熱が出てて、一日中ベッドでおとなしくしてなくてはならない時でした。寝るのにうんざりしていた私は「冷血」を手に取り、読み始めたがさいご、もう自分の熱なんてすっかりすっかり忘れて終わりまで読みふけってしまいました。
読み終わった後、何かが心にガーンとぶつかって音をたてて、
それがずっと長く鳴り響いているような感じがありましたが、
この映画を観た時も、それと同じような感覚がありました。
「ペリーと僕は同じ家で育ったようなものなんだ。でもある日、彼は立ち上がって裏玄関から出てゆき、僕は表玄関から出ていった。」
というカポーティのセリフが忘れられません。

映画が安く見れる日ということと、日曜日の夜ということで、
かるーい気持ちで映画館に行き、前評判も知らずにその場で選んだこの映画。
始まってすぐ、もうそのカッコよさにすっかり大興奮してまいました。
3Dを用いた白黒アニメーション映画。
近未来のパリを舞台にしたSFアクションスリラームービー。
人物の動きはモーションキャプチャーで再現されていてなめらかですが、
「Sin City」コミック版のような強い白黒のコントラストのせいで、
時にとても2D的な表情をみせます。
人物の表情が緻密に再現されているのがなんともたまりません。
また、この映画のもう一つのみどころである舞台設定。
どこか「ブレードランナー」のような雰囲気をたたえてはいるものの、
ニューヨークでもトウキョウでもない「パリ」が舞台なだけあって、
一味違います。
監督はChristian Volckman。
セットを担当したAlfred FrazzaniはEnki Bilal が監督した映画「Immortel」でもセットを担当したようです。
日本の「アキラ」や「ゴーストインザシェル」想起させるようなシーンもあります。
具体的にどのように作られたのか、気になる映画でもあります。
DVDのメーキングオブをじっくり観てみたいものだ。
公式ホームページはこちら。
(公式ホームページでもちょっとだけメイキングオブが観られます)





本屋さんをふらついていて、何気なく手にとってパラパラしてみたら、一瞬で虜に!
お話を読む前から、色使いとキャラクター達のかわいさに、もうメロメロになってしまった。
色使いに関しては、寒色系はともかく暖色系のピンクやオレンジまでもが、ちょっと寒そうな色合いを帯びている感じ。なのに、冷たい印象というよりは、むしろすごくキュート!!
「ようし、こんど絶対買うぞ!」と心に決めていたところ、アングレームのMILAN社のスタンドで、著者がサイン会をしているのを発見!早速購入し、サインしてもらいました。
並んでいるときに小耳にした話だと、ただ今、このBDの魅力にメロメロになっている子供達が続出中なのだとか。1巻は全6話から成っていますが、これらのエピソードは「Capsule Comique」という子供向けの月間誌に連載されているようです。こんど買ってみよう。
お話は、クリスマスにグルナディンヌちゃんがマンタロというペンギンをプレゼントしてもらうところから始まります。
最初はプレゼントにがっかりしていたグルナディンヌちゃんですが、マンタロが実はスーパーヒーローだということが分かって大喜び・・・という、もちろん、キュート!なお話です。

この女性の方が著者のColonel Moutarde(「マスタード大佐」というペンネーム)さんです。カラリストはMarmelade(マーマレード)というお名前の方です。マスタード大佐さんのサイトはこちら。伊勢丹やフィガロのためにイラストを描いたりしていらっしゃるのですね。

サインと一緒に描いてくれた絵。メガネのコレクションを自慢げにご披露するマンタロ君。

実は、いわゆるアメコミを読んだのは初めて。
バットマンは映画すらも見たことがありません。
(あ、プリンスのサントラを聞いてたことはあります)
マイク・ミニョーラの代表作は「ヘルボーイ」ですが、これは映画を見ました。でも映画を見たときは、それ程印象的だとは思わなかったな。
さて、そんなアメコミおんちの私が、これを読んだ結果は思いもかけず「!!!」でした。
常にカッと稲妻が光っているような、強いコントラスト。
幻想的でゴシックな雰囲気。
力強く繊細で、スタイリッシュなライン。
もうこの強烈な白と黒の世界に、完全にノックアウトされてしまいました。色がついている「ヘルボーイ」や「BPRD」も読んでみよう!
ストーリーテイリングの仕方もBDとも漫画ともちがう気がします。
新しい発見だ。
原作のタイトルは「Sanctum」と「Gotham by gaslight」。

